第二大阪警察病院
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リウマチ関節外科タイトル
上肢障害
薬物療法でコントロールがつかない、骨関節病変・滑膜炎・腱断裂等に対し、手術療法を行っています。リウマチ疾患による上肢障害には主に以下のものがあります。
① 腱の皮下断裂(指伸筋腱/屈筋腱断裂)
変形した骨と手指の腱が摩擦を繰り返すことで、腱断裂が起こり、急に指の運動が不能になります。腱断裂に対しては、腱移植術や腱移行術を行い、指の伸展機能の回復を目指します。同時に、腱断裂の原因となる滑膜や骨の切除を行い、再断裂を予防します。
② 指の変形
関節包(関節の袋)が緩んだり、関節自体の破壊が進行したりすると、手指関節の変形や関節あるいは腱の脱臼が起こり、手が使いにくくなります。関節の滑膜を切除、緩んだ靭帯や腱を修復、関節固定、人工関節などを行い、機能の回復を目指します。
③ 手関節病変
手関節の関節破壊が進行すると、腱断裂を起こす可能性、手関節脱臼を起こす可能性があります。骨部分切除や関節固定を行い、腱断裂の予防および関節の安定性を獲得します。
・手関節脱臼
術前:手根骨から遠位が完全に脱臼しており、物をつかむことはできない

術後:手関節固定術にて手指機能は改善

④ 肘関節病変
関節滑膜炎による疼痛に対しては、関節鏡による滑膜切除術を行っています。
 著しい骨破壊や肘関節不安定性を有する症例に対しては、人工肘関節置換術を行っています。
・リウマチ肘
術前:肘関節破壊があり、橈骨頭は前方脱臼している

術後:人工関節置換により疼痛消失、関節適合も良好