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アレルギー・リウマチ・膠原病内科
1.特徴
関節リウマチおよび膠原病(全身性エリテマトーデス、筋炎、強皮症、血管炎など)と気管支喘息が当科において対象とする主な病態です。膠原病は全身疾患ですが、持続する炎症症状(発熱、関節などの疼痛)、皮膚症状、免疫学的検査異常(抗核抗体、リウマチ因子など)が主訴となることが多いので、これらを主訴に来院される患者さんを中心にまず鑑別診断を行うこととなります。そして診断確定後は初期治療方針を決定し、その後は疾患活動性の推移をみながら、治療の増減を適切に行い、さらに副作用の出現にも注意を払いつつその予防や対応を適切に行う事が長期にわたって必要となります。このような一連の診療経験をとおして一般内科診療の技術を習得し、さらにアレルギー・リウマチ・膠原病の専門的診療が行える医師を養成することをめざします。
2.研修期間
原則として2〜3年間。必要に応じて内科だけでなく、整形外科へのローテーションができます。
なお当科は大阪大学、免疫アレルギー内科の関連施設であるので、大阪大学に入局した場合には大学院進学や他の関連施設も含めた専門研修先を大阪大学より紹介することが可能です。
3.スタッフ
常勤医師4名、後期研修医6名、その他非常勤、初期研修医で病棟40床、外来1日2〜3診を担当します。4.後期研修医1年目のスケジュール(到達目標)
病棟患者受持ち | 5〜10名、時期によって変動あり |
---|---|
専門/総合外来 | 週一回半日を1単位として、1〜2単位 |
二次救急担当 | 週一回半日を1単位として、1〜2単位 |
当直 | 月に3〜5回程度、時期によって変動あり |
検査 (関節エコー検査、気管支鏡) |
適宜(週2〜3回、適宜参加) |
午前 | 午後 | 夕方 | |
月曜 | 病棟・外来、関節エコー | 病棟・外来、気管支鏡 | 内科合同カンファ |
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火曜 | 病棟・外来 | 病棟・外来 | カンファレンス、 症例検討会;症例提示 |
水曜 | 病棟・外来 | 病棟・外来、関節エコー | 抄読会(月一回) |
木曜 | 病棟・外来 | 病棟・外来 | 整形外科との合同カンファレンス(月一回) | 金曜 | 病棟・外来 | 病棟・外来 | 病棟回診;症例提示 |
5.専攻医の到達目標
1 | 患者の全身状態を把握し、適切に入退院の必要性を判断、検査計画を立案しそれを実行する。 一部の臓器や検査にとらわれず、患者の全身に目配りをする診療態度が必要です。内科に限らず幅広い知識を習得し、総合診療能力を高め、必要があれば多くの診療科のローテーションの経験を推奨します。 |
2 | 基本的な治療方針の立案、実行 ステロイド、免疫抑制薬、生物学的製剤などの分子標的薬の使用を経験しその使用法や注意点などを習得します。 |
3 | 病状に合わせた臨機応変な対応 病状の評価を適切に行い、病状の変化に応じた治療の調節(減量、強化)を行います。また合併症の予防、早期発見に努め、治療の妨げにならないように注意します。特に頻度の多い感染症に関しては診断や抗生剤の使い方にも習熟する必要があります。また一般的な救急対応、判断も行えるようにします。 |
4 | 患者に合わせたインフォームドコンセントの取得 当科の疾患は複雑であり、また慢性的な疾患です。そのため、診療内容のインフォームドコンセントの取得が重要となります。患者に合わせて適切に病状を説明し、治療や検査への同意を得る能力を高め、長期に患者の信頼を得られるような診療態度を涵養します。 |
5 | 多職種や他科との連携 |
6.専門医(内科学会、リウマチ学会、アレルギー学会)
当院は基幹施設として内科専門医取得のための研修が行う事ができます。リウマチ学会専門医を取得するためには認定教育施設での通算5年以上(初期研修は除く、専攻医研修期間含めて可)の臨床研修が必要となる。当科は認定教育施設であり、リウマチ学会入会推薦、リウマチ専門医取得に必要な整形外科ローテーションも行うことができます。またアレルギー学会専門医取得には、通算3年以上(初期研修は除く、専攻医研修期間含めて可)の認定教育施設での研修が必要ですが、当科は認定教育施設であり必要な研修が行えます。7.連絡先
研修内容や病院見学などに関しては下記連絡先までご連絡下さい。
第二大阪警察病院 担当:当科部長 緒方 篤
E-mail atsushi.ogata.mc@west.ntt.co.jp
E-mail atsushi.ogata.mc@west.ntt.co.jp