第二大阪警察病院
研修医・専攻医について
2 初期臨床研修の特徴
 当院は大阪警察病院と経営統合し新病院建設を行いますが、先行して両病院の診療科は連携を強化し補完しあうことにより、高い診療レベルを実現、あらゆる診療分野に対応できるようになりました。当プログラムにおいて、救急の研修は大阪警察病院の救急ERにて行いますので、大阪警察病院プログラムと全く同じ内容となります。救急当直なども含めて常時、大阪警察病院の救急診療に参画することによりレベルの高い基礎的診療能力を養います。一方、当院では救急以外の希少疾患も含めた内科系としての血液疾患や腎疾患、リウマチ膠原病、また整形外科疾患や眼科疾患などの特徴的な診療科を中心に、専門的な診療分野を、時間をかけてじっくり、深く経験することができます。大阪警察病院の診療科もローテートすることができますので、幅広い領域の経験も可能です。これにより、レベルの高い救急対応能力という土台の上にじっくり考えて専門領域に取り組む診療を両立することができます。
 中規模病院ならではの大きすぎない診療科は垣根が低く互いに気軽にアクセスできます。充実の内科系診療科は、ほとんどの合併症に対応できますので、教科書的なシンプルな病態だけでなく多彩な合併症を有する困難症例を診療する実力がつきます。また急性期だけではなく病気を最後まで診療することにより、諦めないネバリ強さを身につけ、先の先を考えた戦略的な思考を身につけることができます。
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