第二大阪警察病院
研修医について
研修医の体験記
河本恵介
大学5年のときに免疫内科のポリクリで4週間お世話になり、そのときの研修医同士の和気あいあいとした雰囲気や親切な上級医に心を打たれ、初期研修先としてこの病院を選びました。当初は自己免疫疾患に特別興味があった訳ではなかったのですが、学生時代にお世話になったという縁もあり初年度の4月から6月までの三ヶ月間ローテートさせてもらいました。最初は病棟の日常業務になれることで手一杯でしたが、次第にその疾患の難しさや奥の深さに魅せられ、免疫内科を具体的な進路として意識するようになりました。特に当院は大阪府下でも屈指の症例数であり、またスタッフやレジデント、研修医の量・質共に充実しており理想的な屋根瓦方式の指導が可能であったため、初期研修を終えて三年目からもそのままレジデントとして後期研修をさせていただくことに決めました。
同一の疾患でも症例ごとに個性的で場合によっては非典型的な症状を呈するため、診断に苦慮することも多い科ですが、それだけにカンファレンスや回診の際には様々な意見や考え・文献考察が提示され、活発でレベルの高い議論が行われています。また学会での発表や論文執筆の機会も多く、この病院・この科で後期研修生活を送ることで非常に良質の経験を積めることをお約束します。ぜひ一度見学に来てください、スタッフ・レジデント一同楽しみにお待ちしています。
西出真之
私は、学生の頃から免疫・アレルギー疾患に興味があり、大阪府下でも指折りの免疫疾患症例数を有する当院の初期研修にマッチングさせていただきました。 2年間の初期研修の中では、免疫疾患のみならず内科全般につき勉強させていただき、3年目から引き続き当院のアレルギー・リウマチ・膠原病内科レジデントとして働いています。 国家試験の際に私達が机上で学ぶ免疫疾患は、特徴的な症状や検査データが次々と示され、ともすれば疾患と1対1対応で教科書通りの治療が出来てしまう様なイメージすらありますが、実際の診療は全くの逆です。
患者さん1人1人の病歴、症状、データ、社会的背景を把握し、他の合併症も考慮しながら、まさにオーダーメイドの治療が要求されます。経験すればする程、その難しさ、奥深さを目の当たりにしますが、同時に医師としてやりがいを感じます。慢性的な疾患がほとんどですので、真摯に日々患者さんと触れ合う中で、長期的な信頼関係を築いていけるのも当科の特徴の1つであると考えています。当科には前田部長をはじめとして、教育熱心で経験豊富、何より親身にアドバイスをいただける上司の先生がおり、病棟では学会発表レベルの議論が日常茶飯事で交わされています。若手同士の繋がりも公私共に非常に強く、学んだ事を共有しながら日々研鑽しています。
免疫疾患に興味のある学生、研修医の皆さん、是非一度、私達のところに来て下さい。心から歓迎し、その魅力をお伝えしたいと思います。