第二大阪警察病院
研修医について

研修医の体験記

河本恵介

 この病院には学生時代にポリクリで4週間お世話になり、そのときの研修医同士の和気あいあいとした雰囲気や親切な上級医に心を打たれ、初期研修先に選びました。指導してくださる先生方をはじめとしてコメディカルの方々が非常に協力的であるため、仕事がしやすい環境の中で研修医として適切な数の症例を経験できます。また平成22年度より臨床研修の一環として大阪警察病院でERをローテーションすることが可能になったため、より多くの診療経験を積む事も出来る様になりました。
研修だけでなく日常生活も充実しており、研修医やレジデントの皆での飲み会はもちろんボーリング大会や温泉旅行などのイベントにも事欠きません。素晴らしい研修生活になることをお約束します。

佐藤玲羅

 私は初期研修終了後は臨床を離れ、行政に携わる予定です。
自分にとって、最初で最後になるかもしれない臨床の2年間をどのように過ごすのか、研修病院を探す際には非常に悩みました。そんな中で当院を選んだ理由は、地域に根ざした病院であること、様々なcommon diseaseを診ることができること、そして何より病院全体の雰囲気がとても良かったことです。また、私は実家からの電車通勤だったのですが、環状線沿い、駅から徒歩5分という立地は、非常に通いやすく、交通の便にも優れています。
 当院の研修の大きな特徴は、内科は3ヶ月ごとのローテーションであるということです。例えば1ヶ月間では慣れるのに精一杯、お客さんなまま終わってしまうことが多々あると思われますが、3ヶ月目には、もちろん上級医の指導の下でですが、チームの一員として責任を持って診療を行うことができるようになります。また、内科だけでなく、マイナー科も充実しており、プログラムの自由度が高いことも特徴です。
 時間に追われたり、雑務に忙殺されたりすることなく、じっくりと各患者さんに向き合うことができ、密度が濃く、非常に充実した楽しい2年間を送ることができました。短い間でしたが、当院で臨床に携わることができて本当に良かったと思います。

西出真之

 当院での初期研修の最大の特徴は、複数の診療科にまたがる慢性期疾患を抱える患者さんを、包括的に診療する力が身に付く事にあると考えています。例えば、肺炎1つをとってみても、ベースに膠原病や血液疾患、腎不全等を有する患者さんではマネジメントが通常とは大きく違ってきます。それぞれの科のスペシャリストの先生の教育のもと、自らの手で苦心して診療プランを立案し遂行する事が、内科のみならず、どの診療科に進む研修医にとっても、貴重な経験となる事は間違いありません。
 また、研修医のための共用スペースである研修医室には、時折各診療科の若手のレジデントの先生が出入りしており、病棟ではなかなか聞けないような超基本的な事から、専門的な内容まで、フランクに日々議論が交わされています。
 私自身、2年間の初期研修を終え、この病院に来て良かったと心から思いました。後に続く後輩の皆さんを心待ちにしています。