第二大阪警察病院
院長からのあいさつ
〜患者さんに優しく、最高の医療を提供する病院を目指して〜
院長 小牟田 清

大阪逓信病院は1942年2月10日に外来診療科9科で創設され、同年8月17日に病床数151床の病院として出発し、現在は稼働病床286床の総合病院となっています。創立77年の大変歴史のある病院です。1999年にNTT西日本大阪病院に名称変更され、2009年には大阪府がん拠点病院に認定され、同年に外来化学療法センターを設置しています。これまで、癌治療を重点化して5疾病を中心に医療を提供してきました。これからの高齢社会における医療の役割を考えると、総合内科的な診療が求められます。最先端の医療かつ安心・安全な医療を皆様に提供できるだけではなく、優しく患者さんに寄り添い支える医療が必要であると考えています。
2019年4月1日から大阪警察病院とNTT西日本大阪病院は、医療法人警和会グループとして統合されました。NTT西日本大阪病院は、医療法人警和会 第二大阪警察病院として新たな一歩を踏みだすことになりました。その中で、医療法人警和会 大阪警察病院と密に連携を図りながら、患者中心の医療を実践していく予定です。さて、保健医療分野での情報化は、1960年代に医療機関の診療報酬の請求のための医事会計システムに始まり、1980年代には検査部門等へオーダリングシステム、1994年にエックス線写真、1999年に電子カルテシステムが開発・導入されました。医療機関の電子化は急速な発展を遂げてきましたが、一方では業務負担の軽減には至っていません。働き方改革と応召義務はこれからの大きなテーマであると考えています。
2019年1月12日に厚生労働省において保健医療分野におけるAI活用推進懇談会が開催されました。AI(人工知能)が医療保険分野に活用されてきています。

  • 低コストで高品質・均質な医療や介護がAIによって可能になる
  • 感染症拡大予測、公衆衛生対策が可能となる
  • AIの支援を受ければ、業務負担の軽減や生産性の向上が見込めるのではないか。
    また、医療従事者や介護従事者の不足の解消にも貢献できる
  • 保健医療データが蓄積しており、それらを活用すれば日本が世界をリードすることが可能になる
  • 情報が氾濫する中で、ビッグデータを学習したAIに患者・国民がアクセスできれば適正な情報を入手できる

即ち、電子データを活用する時代になってきました。情報データの基本は診療録であり診療録の緻密な記載が望まれています。医療保険分野のIT化が進化しても原点は医の心即ち人を慈しむ仁の心であることを忘れてはなりません。これからは、NTT西日本大阪病院で培われた77年の伝統を継承しつつ、さらに進化した患者中心の医療を展開していきたいと考えています。

平成31年4月1日
第二大阪警察病院 院長 小牟田 清

経  歴
1981年3月  関西医科大学卒業
1981年4月  大阪大学(内科学講座第三)研究生
1981年5月  日本生命済生会付属日生病院第三内科(研修医)
1983年5月  同 退職
1983年6月  大阪大学(内科学講座第三)研究生
1987年3月  大阪大学(内科学講座第三)研究生退職
1987年4月  大阪逓信病院第二内科医員
1998年3月  大阪逓信病院第二内科医長 退職
1998年4月  大阪警察病院 医長
1999年7月  副部長
2000年10月  内科部長
2003年4月  呼吸器科部長
2004年7月  医務部長
2005年9月  医療安全センター長
2007年7月  副院長、医務局長
2008年4月  外来化学療法センター長
2010年4月〜2014年3月 消化器内視鏡センター長
2014年4月  大阪警察病院 診療支援センター長
2014年4月  大阪大学医学部臨床教授
2019年4月  第二大阪警察病院 院長