第二大阪警察病院
研修医について
研修医の体験記
渡部亜実
私は学生の頃から、皮膚科、乳腺外科などの女性ならではの感性を生かせる科を希望していました。そこで、皮膚科、外科の症例数がそろっており、免疫内科も充実している当院の初期研修にマッチングさせていただきました。
初期研修中にこれらの診療科で研修をさせていただき、最終的に、がんの患者さんと関わっていきたいと思ったことと、手術の面白さを知ったことから外科を専攻し、初期研修終了後も引き続き当院で外科レジデントとして働いています。
当院は大阪府のがん診療拠点病院に指定されており、大腸がん、胃がん、乳がん等の悪性疾患の症例が多くを占めますが、急性虫垂炎、痔核、鼠径ヘルニアといった外科医として最初に研修すべき症例もたくさんあります。
また食道がんや、肝・胆・膵領域等の大手術も行われており、様々な症例を満遍なく経験できます。腹腔鏡下手術も盛んに行われており、内視鏡技術認定医の先生方のスキルを直接教えていただける期会も豊富です。手術だけでなく上部消化管、下部消化管とも内視鏡検査を数多く行っており、難しい下部消化管内視鏡検査および処置の技術も身に付けることができます。乳腺外科では、外科・放射線科・病理科の医師・技師・薬剤師・看護師が週に1度集まってカンファレンスを行っており、個々の症例について活発な議論を行い治療方針を決定しています。各診療科のスペシャリストの先生方からの意見を伺うことができるカンファレンスは、ひとつの症例を多角的に捉えることができ、とても勉強になります。
上級医の先生方は経験豊富で皆教育熱心であり、時に優しく、時に厳しく、親身にアドバイスをいただけます。レジデントの人数は少ないですが、その分症例を取り合いすることなく、経験したいだけ経験できるメリットがあると思います。
外科に興味のある学生、研修医の皆さん、是非一度、私達のところに来て下さい。
心から歓迎し、その魅力をお伝えしたいと思います。