第二大阪けいさつ病院
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糖尿病・内分泌内科
糖尿病
国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は増え続けており、2015年には糖尿病有病者数は4億1,500万人であり2014年より2,830万人増加しました。有効な対策を施さないと、2040年までに6億4,200万人に増加すると予測しています。 我が国においても、厚生労働省の「患者調査」によると、糖尿病の患者数は316万6,000人となり、前回(2011年)調査の270万人から46万6,000人増えて、過去最高となりました。
厚生労働省、日本糖尿病学会は協力して、糖尿病患者の早期発見に努めていますが、それでも自分が糖尿病であることを知らない人が数多くおられます。また知っているけれども病院で治療を受けていない人に定期受診をして頂くことも重要な課題です。糖尿病は、自覚症状が少なく放置されがちですが、適切な管理を行わないと全身の血管や神経に悪影響を及ぼし脳卒中や心筋梗塞、狭心症、視力障害、腎臓機能障害、下肢切断などの合併症を引き起こします。
近年では、認知症を早く引き起こすことも報告されています。当院では2004年10月20日より糖尿病療養指導センターを開設し、糖尿病専門医と糖尿病看護認定看護師※1、糖尿病療養指導士(栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師)※2 が協力して一人一人の患者に適した糖尿病診療を展開しています。糖尿病療養指導士である看護師を中心に、初診時から患者さんの理解に応じた療養指導やフットケア、透析予防指導管理、インスリン療法導入などをチーム医療として行っています。また、外来糖尿病教室を隔月で開催し、患者さん同士の交流も期待して教育を行っています。
※1 日本看護協会認定
※2 日本糖尿病療養指導士認定機構認定
内分泌・代謝疾患
下垂体、副腎、甲状腺、副甲状腺などホルモンを産生する臓器の疾患を内分泌疾患と呼びます。ホルモンは各臓器から分泌され微量で全身の恒常性を維持しています。ホルモンの異常があると全身にさまざまな代謝異常(高血圧、高血糖、電解質異常、脂質代謝異常、骨粗しょう症、肥満症など)を及ぼします。当科では下垂体、副腎、甲状腺、副甲状腺、膵ホルモン産生腫瘍などについて、専門知識を駆使して診療にあたります。具体的には、内分泌機能を各種負荷試験や蓄尿検査で評価し、超音波検査、CT、MRI、各種シンチグラフィーなどの画像検査 やカテーテルによるサンプリング検査を組み合わせて診断します。また骨粗しょう症や脂質異常症、高尿酸血症、動脈硬化症の診療も行っています。骨粗しょう症には骨塩定量検査を施行した上で治療を行い、動脈硬化症には頚動脈、下肢動脈などの血管超音波検査を施行し早期動脈硬化症の検出に努めており、循環器内科への紹介に繋げています。
療養指導・フットケア
糖尿病療養指導センターでは、開設当初から、看護師による療養指導・フットケアを毎日行っています。
療養指導:初診患者指導/透析予防指導/退院後面談外来/インスリン導入/外来血糖自己測定導入/その他生活相談など
フットケア:足の評価、爪切り、胼胝鶏眼処置、角質ケア、自己管理指導など
フットケア:足の評価、爪切り、胼胝鶏眼処置、角質ケア、自己管理指導など
フットケア
糖尿病とは
糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の糖尿病があります。どの糖尿病でも、糖尿病に特有の合併症が起こる可能性があり、合併症を起こさない、悪化させないための治療が必要です。糖尿病の治療には、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」があります。 糖尿病は「自分が一番の主治医」と言われるほど、患者さん自身の病気への向き合い方が治療成績に影響するため、患者さん自身が病気について学ぶ事が必要です。
糖尿病の合併症
糖尿病患者数は、図1の様に増加の一途をたどり平成28年にはとうとう1千万人になりました。
そして、図2のとおり、様々な合併症が、患者の生活の質を著しく低下させ、寿命を短くしているのです。この実現のためには、より早く「糖尿病」を診断し、より早く治療を開始し、血糖コントロールをより良い状態に維持することが肝要です。
糖尿病
糖尿病から始まる多くの不幸
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療養フットケア

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※再診のみの診療です。
担当責任者:安田部長